STマーク使用の手引き
目 次
 はじめに
 1.玩具安全(ST)マーク制度について
 2.玩具安全(ST)マークの表示方法について
 3.STマークの適用範囲について
 4.玩具への年齢表示について

  STマークを表示するためには、日本玩具協会と「玩具安全マーク使用許諾契約」の締結が必要です。
許諾契約については「STマーク使用許諾契約について」をご覧ください。
 
   
玩具安全(ST)マーク制度について
     
Ⅰ) STマーク制度のしくみ
 
   この制度は (1)玩具安全基準(ST基準)の作成、STマークの管理、(2)ST基準適合検査の実施(検査機関)、(3)事故の際の賠償補償制度から成り立っています。この制度に参加する場合は日本玩具協会とSTマーク使用許諾契約を締結し、STマークを付けようとする玩具について、本会が指定する検査機関において玩具安全基準(ST基準)によるサンプル検査を受検します。検査に合格した玩具ついて「STマーク」の表示が認められます。
 
     
(Ⅱ) STマークの検査  
 

玩具安全基準「ST2002」に基づいて3つの項目について検査をしています。
(1)機械的および物理的特性の検査
 この項目ではおもちゃの形状や強度に関する検査を行っています。

【検査例】
 ○おもちゃの先端が鋭くないか
 
おもちゃの先端を棒状のテスターに当てて調べます。
 テスターが赤く点灯してしまうと先端が鋭くケガをする恐れがあると判断されます。
 ○子どもの喉に届かないか
 幼児向けのおもちゃの検査。円形の穴のあいたスター(試験器具)をおもちゃ(の一部)
  が通過しないかどうか調べます。通過してしまうとのどを詰まらせる恐れがあると判断
  されます。

(2)可燃性の検査
  表面がパイル地又は布で作られている柔らかい「ぬいぐるみ」や玩具のテント・家、
  その他子どもが身に着けるものについて、使用してはいけない材料(セルロイド等)が
   使われていないか、また燃えやすい「材質」ではないかを調べます。


(3)化学物質の検査
  おもちゃの材料に有害な物質が使われていないかを調べる検査です。厚生労働省が定め
  る食品衛生法の基準の他、EN71(ヨーロッパの玩具安全基準)なども検査項目とし
  て取り入れています。

 
(Ⅲ) STマーク付玩具で事故が起こったら  
  STマーク付玩具で万一事故が起こった場合に、被害者に対して、必要な賠償等を行えるように、また、一方で消費者の事故補償を確保するため、STマーク制度では、企業が支払う損害賠償に対する補償制度を設けています。STマーク使用許諾契約を締結する事業者は、本会が運営するPL賠償補償等の共済制度への加入が義務付けられています。
 
     
STマークの表示方法について
 
STマーク使用許諾契約に基づき、契約者が指定検査機関に検査申請し、玩具安全基準(ST基準)への適合判定を受けた製品には、最小包装単位にSTマークを表示して頂きます。このSTマークは、当会の「登録商標」(特許庁に登録済み)であるため、当会に無断で表示しますと商標権の侵害に該当します。

 製品へのSTマークを表示する方法は、以下のとおりです。
 
STマーク表示方法
 
(1)マーク部分のサイズは 縦18×横20(mm)を基本とします。
なお、STマークの縦横の長さを80%以内でそれぞれ同一の比率で縮小することが
できます。
バーコード部分は、縦18×横48(mm)または 縦12×横38(mm)の縮小
サイズを基本とします。

(2)「玩具安全基準合格」の文字に併記する合格番号(13桁の数字)は、JANコードで表示していただきます。(JANコードは財団法人流通システム開発センターに登録して取得します。)
 
  ※メーカーコード7桁の場合(49又は451~455で始まる場合)  
 
49 12345 67890
メーカーコード
(先頭の2桁は国コード)
製品の番号 チェックデジット
 
  ※メーカーコード9桁の場合(456~459で始まる場合)  
 
45 7654321 890
メーカーコード
(先頭の2桁は国コード)
製品の番号 チェックデジット
 
  (※注)メーカーコードは財団法人流通システム開発センターが管理・付与している番号で、49又は451~455から始まる頭7桁の番号あるいは456~459から始まる頭9桁の番号です。メーカーコードを取得していない事業者の方々は、別途、下記にてメーカーコードの取得手続を行って下さい。  
  一般財団法人 流通システム開発センター 
〒107-0052 東京都港区赤坂7-3-37 プラース・カナダ3階
TEL:03-5414-8511
 
 


(3)当会の名称、所在地を明記していただきます。

(4)STの右横の数字は検査申請年を表示するもので、西暦年号の下2桁(2012年1月1日から12月31日までは「12」)を記載しています。上記表示見本の場合は2012年に検査申請された製品であることを示しています。検査に合格した年ではありませんのでご注意下さい。

(5)マークの近くにメーカー名(又は契約者名)を明示して頂きます。

(6)当該玩具に付されたSTマークの有効期間は、当該玩具をその消費者が購入した日から
   2年間です。

 
STマークの適用範囲について
 


玩具安全基準は対象年齢が14才までの子供用玩具に適用されます。
また、品目によっては、STマークの対象外(玩具安全基準に基づく玩具安全検査の受検対象から外れる)のものもありますので、下記によりご確認下さい。
なお、下記の内容は玩具安全基準「ST2002」により定められているものです。基準の改訂などにより、STマークの適用範囲も変更になることがありますのでご注意下さい。

≪対象品目≫
(1)駆動玩具
(2)科学玩具
(3)手芸玩具(例:組み立てが簡単なモデル、木製品および他のクラフト製品の道具セット)ただし、特に子供用のもの。
(4)庭で使用する玩具(例:ブランコ)
(5)玩具スポーツ用品(例:14才以下の子供を対象にしたスポーツ用品)
(6)水物玩具(保護者の監督のもとで浅い水中で使うことを意図した玩具。空気入りであるなしにかかわらず浮力が15N(1.53kg)(但し、空気入れビニール玩具を除く。)を超えるもの。
(7)浴槽玩具(たらい、浴槽、浅い水中で使うことを意図した玩具。空気入りであるなしにかかわらず浮力が15N(1.53kg)以下のもの。
(8)水上で用いることを目的とする空気入れビニール玩具(保護者の監督のもとに背の立つところで使うことを意図した玩具。浮輪、ボート、波乗り及びフロートに類するもの。ただし、131cm以上のボート及びオールロックを有するボートならびに101cm以上の波乗り、フロート類は除く。)
(9)クリスマス用品
(10)携帯電話ストラップ
(11)テレビに連結するビデオ玩具/ゲーム
≪対象外品目≫
(1)セルロイドの卓球ボール及びそれが組み込まれたセット
(2)スポーツ場で集団的に使用される、又は訓練の目的で個人が使用するスポーツ用品
(3)遊び場で集団的に使用される用品
(4)深い海などで使用する水中用品:ボート、空気入マットレス、浮き台その他、子供の体重を支えるだけの大きさのある同じような浮揚性の品目
(5)圧縮ガスの武器
(6)花火
(7)内燃機関車
(8)精密な縮尺によって製造された成人の収集家のための縮尺模型で、玩具とはみなされないもの
(9)ぱちんこ
(10)ISO 8098の適用範囲内の子供用自転車(サドルの最大の高さが435mm超、635mm未満のもので、安定装置の有無に関わらず後輪への伝達ドライブによって推進されるもの)
(11)座席の高さが33cmを越える乗用玩具
(12)ゴーグル、シュノーケル、足ひれ、アームバンド、アームリング、ジャケット型の水泳補助具,空気入れビニール製以外のビート板及びサーフボード等
(13)液体燃料及び固形燃料を使用するもの
(14)スチーム・エンジンを使用するもの
(15)金属製バット
(16)金属製の尖端を持つダーツセット
(17)人体に悪影響を及ぼす有害光線を発するレーザーポインター等
(18)生物
生物(含 種子等)が組み込まれたセット
(19)食品
玩具菓子の菓子等、パッケージ内に同梱されている食品類
(受検対象品は玩具のみとする)。

 
玩具への年齢表示について
 


玩具安全基準は「すべての玩具には、その包装上に対象年齢を表示しなければならない」として、STマークを表示する商品にはその商品を使用するに相応しい年齢の表示を義務付けました。これは、玩具で遊ぶうえでの安全のためのものです。各メーカーは、商品の開発に当たってどのようなユーザーを対象にするか、視野に入れていると思います。
一律な成長が望めない幼児から少年期にあって、対象年齢の設定はかなり難しい場合もあり得ると思われますが、玩具供給の専門家として、これまでに積み重ねた経験と技術を十分に活用をして対応頂ければと存じます。
規制逃れのためのいい加減な対象年齢表示を行うことは、玩具産業が永年に亘って培ってきた玩具の社会的信頼を失うものであり、玩具製造業者として行ってはならないことは申すまでもありません。
なお、下記ページに子どもの発育段階において与えるに相応しいとされる玩具の年齢別、種類別対応表を添付しています。この表は、あくまでも一応の目安を示したもので、玩具の用途、性能、仕様などによって差異がありますので、画一的にあてはめるべきものでないことをお含みのうえご参考にして下さい。
>>子どもの発育段階において与える相応しい玩具の年齢別、種類別の対応表PDF

 
     

 


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